第6回では、プレイヤーの手と CPUの手を比較して 勝ち・負け・あいこを判定する PROCESS(勝敗判定) を深掘りしました。
今回の第7回では、 その中でも特に重要な 「あいこの場合はゲームが続く」処理(LOOP) を扱います。
じゃんけんゲームの「繰り返し」を担う部分で、 ゲームが自然に続く仕組みを理解できます。
あいこの場合はゲームが続く(LOOPの基本)

勝敗判定の結果が あいこ のとき、 ゲームは終了せず もう一度じゃんけんを行います。
Scratchでは、この「再挑戦ループ」を次の手順で実現しています。
あいこ時に行われる処理の全体像(5ステップ)
あいこになったとき、Scratchのじゃんけんゲームでは 次の5つの処理が順番に実行されます。
① CPUの手履歴に「今回のCPUの手」を追加する
CPUの手履歴の一番上(1番目)に、今回のCPUの手(グー/チョキ/パー)を追加します。
- CPUの手が 1 → グー
- CPUの手が 2 → チョキ
- CPUの手が 3 → パー
この履歴は、あとで「どんな手を出してきたか」を確認するための記録。
② 「あいこでしょ!」と言う(OUTPUT)
- あいこ と 2秒言う
- で と 2秒言う
- しょ と 2秒言う
- という(最後のまとめ)
この演出が「もう一回勝負だよ!」という合図になります。
③ 今出ている他のスプライトの手を消す(画面リセット)
- けして を送る
これにより、
- プレイヤーの手表示
- CPUの手表示
など、前の勝負の表示が一度リセットされます。
④ 新しい CPUの手を決めてもらう(乱数で再抽選)
- CPUの手 を送る
これにより、CPUは再び 1〜3 の乱数で新しい手を決めます。
- 1〜3の乱数で新しい手を決める (第6回で解説した PROCESS の前処理)
⑤ 挑戦回数を +1 する(ゲーム進行管理)
- 挑戦回数 を 挑戦回数 + 1 にする
あいこでも「挑戦した」という扱いになるため、 挑戦回数は必ず増える。
第7回のまとめ
- CPUの手履歴に追加する
- 「あいこでしょ!」と言う(演出)
- 前の手表示を消す(画面リセット)
- 新しいCPUの手を決める(乱数)
- 挑戦回数を+1する(進行管理)
この5つがそろって、 じゃんけんゲームは 自然に再挑戦ループへ進む。
次回予告(第8回:OUTPUT編へ)
今回の第7回は、 この あいこループの仕組み を深掘りしました。
次回は、 第8回:OUTPUT(結果表示の仕組み) です。
PROCESSで決まった「勝ち・負け・あいこ」を、画面にどのように表示するのかを解説します。
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