Scratch講座 第5回|INPUT(プレイヤーが手を選ぶ仕組み)

Scratch(スクラッチ)編

第4回では、ゲーム開始(ねこクリック)の仕組みを深掘りしました。

今回の第5回では、ゲームの次のステップである INPUT(入力) を扱います。

INPUTとは、 プレイヤーが「グー・チョキ・パー」を選ぶ操作のこと。

ここが理解できると、

  • プレイヤーの手はどうやって決まるのか
  • どのタイミングで変数に入るのか

が一気にわかります。

INPUTとは「プレイヤーが操作してゲームに情報を渡すこと」

Scratchのゲームは、

  • INPUT(入力)
  • PROCESS(処理)
  • OUTPUT(出力)
  • LOOP(繰り返し)

で構成されています。

じゃんけんゲームの INPUT は、 プレイヤーが「グー・チョキ・パー」をクリックする動作のこと。

このクリックによって、ゲームは プレイヤーの手を初めて知る ことができます。

プレイヤーの手は「クリックした瞬間に決まる」

第3回で説明したとおり、 プレイヤーの手は初期化では決まりません。

理由はシンプル:

  • プレイヤーはまだ何も選んでいない
  • だから初期化の時点では「プレイヤーの手」は存在しない

プレイヤーの手は、 クリックした瞬間に初めて決まる情報 です。

INPUTブロックを見てみよう(グー/チョキ/パー)

ここからは、実際のブロックを見ながら INPUT の仕組みを理解します。

① グーを押したときのブロック

Scratchの入力ブロック(グーを押したとき)
グーをクリックした瞬間に、「グー」という情報がゲームに送られます。

② チョキを押したときのブロック

Scratchの入力ブロック(チョキを押したとき)
チョキをクリックすると、「チョキ」という情報がゲームに送られます。

③ パーを押したときのブロック

Scratchの入力ブロック(パーを押したとき)
パーをクリックすると、「パー」という情報がゲームに送られます。

INPUTの仕組みは「イベント → 手の送信 → 表示」の3ステップ

INPUTは次の3ステップで動きます。

1. イベント(クリック)

プレイヤーがスプライト(グー・チョキ・パー)をクリックする。

  • 「このスプライトが押されたとき」が発動
  • プレイヤーがどの手を選んだかが確定する瞬間

2. 勝敗判定に必要な「プレイヤーの手」を送信

クリックされた手を、勝敗判定に必要な情報としてゲームに送る。

  • 「グー/チョキ/パー を送る」ブロックが実行
  • PROCESS(勝敗判定)に渡すためのデータがここで決まる
  • 初期化でセットした「初めから = 1」の条件がここで活きる

3. 表示を更新

画面に「あなたの手:グー」などと表示する。

  • 「グー/チョキ/パー と言う」ブロックが実行
  • プレイヤーにフィードバックを返す(OUTPUT)

この3つがそろって初めて、ゲームは「プレイヤーが何を選んだか」を理解できます。

  • クリックでイベントが発生し
  • 手の情報が勝敗判定に送られ
  • 表示が更新される

この流れが成立することで、 ゲームは 正しく勝敗判定へ進む準備が整う

INPUTブロックのポイント

画像のブロックは以下の流れになっています:

  1. このスプライトが押されたとき  → プレイヤーが手を選んだ瞬間
  2. もし 初めから = 1 なら  → ゲームが開始状態かどうかを確認
  3. 「グー/チョキ/パー」と言う  → プレイヤーへのフィードバック(OUTPUT)
  4. 「なにをだす」を送る  → CPUの手を表示する処理へ進む合図
  5. 2秒待つ  → 表示の演出
  6. 「グー/チョキ/パー」を送る  → 勝敗判定に必要な「プレイヤーの手」を送信(PROCESS)

INPUTがないとゲームは動かない

もし INPUT がなければ、

  • プレイヤーの手が決まらない
  • CPUと比較できない
  • 勝敗判定ができない
  • ゲームが進まない

つまり、 INPUTはゲームの「スタートボタン」みたいな役割。

INPUTは「PROCESS(勝敗判定)」につながる

INPUTでプレイヤーの手が決まると、 次は PROCESS(勝敗判定) に進みます。

  • プレイヤーの手
  • CPUの手(乱数で決まる)

この2つを比較して勝敗を決めるのが PROCESS。

第6回では、この勝敗判定ロジックを深掘りします。

第5回のまとめ

  • INPUTは プレイヤーがゲームに情報を渡すフェーズ
  • プレイヤーの手は クリックした瞬間に決まる
  • 「イベント → 手の送信 → 表示」の流れで INPUT が成立する
  • INPUT が終わると、ゲームは PROCESS(勝敗判定) に進む準備が整う

次回予告(PROCESS編へ)

次回は、 第6回:PROCESS(勝敗判定の仕組み) です。

CPUの手とプレイヤーの手を比較して、 勝ち・負け・あいこを判定するロジック を深掘りします。

じゃんけんゲームの「頭脳」にあたる部分で、 Scratchの条件分岐(もし〜なら)を使った重要な回になります。

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