警視庁公式の防犯アプリ「デジポリス」は、無料で利用できる手軽な防犯ツールとして広く知られています。しかし、「東京都外でも使えるのか?」「『ココ通知』や『エリア通知』のような見守り機能は、専用のGPS端末や警備会社のサービスと比べてどうなのか?」といった疑問は尽きません。
近年では、Appleの 「AirTag」 を見守り用として活用するアイデアも出てきましたが、本来の目的とは異なるため、見守りツールとしての機能性には限界があります。
本記事では、デジポリスの利用エリアから、市販のGPS端末、そして警備会社のプロフェッショナルな持ち運び型見守りサービスまで、具体的な料金プランと機能を詳細に比較し、あなたの安心に最適な選択肢を提示します。
1. 🚶♂️ デジポリスの利用エリアと機能:無料の防犯補助ツール
デジポリスは、警視庁が提供するアプリですが、機能によって利用可能なエリアが異なります。
| 機能 | 東京都外での利用 | 備考 |
| 防犯ブザー・痴漢撃退機能 | 全国どこでも使用可能 | 助けが必要な時に音や画面表示で周りに助けを求められます。作動させると、事前に登録しておいた東京都以外の家族や知り合いに位置情報付きで通知することが可能です。 |
| 犯罪発生情報・アポ電情報 | 全国の最新情報は閲覧可能 | アプリ自体は東京都在住でなくても利用可能です。 |
| マイエリアの設定 | 東京都内のみ | 犯罪発生情報や不審者情報を地図で確認したり、警察署・交番・コンビニの位置表示などができますが、設定できるエリアは東京都内に限定されます。 |
💡 デジポリスの公式情報はこちら:警視庁防犯アプリ Digi Police
2. 📱 Apple AirTagの比較と注意点:見守り用途としての限界とリアルタイム性の課題
AirTagは、「モノ」の紛失防止のために設計されており、Appleの公式見解でも人の捜索への使用は推奨されていません。特にリアルタイムでの追跡と位置情報の精度について、専用GPS端末との大きな違いがあります。
AirTagとGPS端末の仕組みの違い
AirTagは、GPS衛星ではなく、周囲にある他のiPhone(Appleデバイス)が発するBluetooth信号に依存して位置情報を特定します。この仕組みが、リアルタイム性や精度に大きな課題をもたらします。
| 比較項目 | AirTag(エアタグ) | 見守りGPS端末(みてね、ミマモルメなど) |
| リアルタイム性 | 低い・流動的。周囲のiPhoneに依存するため、タイムラグが発生する。 | 高い。最短1分〜数分ごとに端末自身が通信し、自動で位置情報が更新される。 |
| 精度の安定性 | 不安定。位置情報はBluetooth信号を受信したiPhoneの位置となるため、精度のブレが生じやすい。 | 安定。衛星からの信号を基にするため、位置情報がより正確で安定している。 |
| 移動履歴 | × 不可(現在の所在地のみ)。 | ◎ 過去数カ月分の移動履歴が記録・確認できる。 |
結論:AirTagはGPSの代用にはならない
リアルタイム性、精度ともに劣るAirTagは見守りGPSの代用としては推奨できません。
3. 🔎 位置情報に特化!「見守りGPS端末」の徹底比較
「ココ通知」や「エリア通知」など、外出時の居場所確認や行動範囲の見守りを重視するなら、専用のGPS端末が最適です。
警備会社系GPS端末 vs. 一般向けGPS端末の比較
警備会社系のGPS端末(ココセコム、まもるっく)は、一般向けGPS端末(みてねみまもりGPS、ミマモルメGPS)に比べて、月額料金や初期費用が高くなる代わりに、緊急時の警備員駆けつけサービスが付帯している点が最大の特徴です。
| サービス名 | 提供会社 | 分類 | 端末代 / 初期費用(税込) | 月額料金(税込) | 駆けつけの有無(料金) | 主な機能 |
| ココセコム | セコム | 警備会社系GPS | 加入料 4,950円 | 1,320円 | あり(11,000円/回) | 緊急時の警備員駆けつけ、位置情報検索 |
| まもるっく | ALSOK | 警備会社系GPS | 初期登録 6,600円 | 1,870円 | あり(6,600円/回) | 緊急時のガードマン駆けつけ、位置情報検索、通話・SMS |
| ミマモルメGPS | ミマモルメ | 一般向けGPS | 端末本体購入 | 要確認 | なし | 高精度測位(みちびき対応)、SOS通知、エリア出入り通知 |
| みてねみまもりGPSトーク | mixi | 一般向けGPS | 5,280円 | 748円(トーク付プラン) | なし | ボイスメッセージ機能、エリア通知無制限 |
4. 🛡️ プロの安心!警備会社系GPS端末の徹底比較(外出時の見守り)
警備会社のサービスの中でも、持ち運び型GPS端末であるココセコムとまもるっくに絞って比較します。どちらも緊急時にプロの警備員が駆けつける安心感がありますが、コスト構造が異なります。
4-1. 🚶 外出時GPS:ココセコム vs. まもるっくの徹底比較
| 比較項目 | ココセコム(セコム) | まもるっく(ALSOK) |
| 基本料金(月額) | 1,320円 | 1,870円 |
| 駆けつけ料金(都度) | 11,000円 / 回(1時間まで) | 6,600円 / 回(1時間まで) |
| 位置情報の検索料 | オペレーターに要請すると220円/回(アプリ/Webからの検索は月額料金に含む) | アプリ/Webからの検索は無料 |
| 通信機能 | 通話機能なし | 通話・SMS機能あり(無料通信分あり) |
| 結論 | 月々の固定費を抑えたいが、駆けつけ費用は高め。 | 駆けつけコストを抑えたい(ココセコムの約6割)。通話機能も利用可能。 |
5. 📝 総合比較まとめ:あなたの安心に最適なのは?
| 評価軸 | デジポリス (無料アプリ) | AirTag (紛失防止タグ) | 一般向けGPS端末 | 警備会社系GPS端末 |
| 費用(月額) | ◎ 無料 | ◎ 本体のみ (月額不要) | ○ 低額(500円〜) | △ 高額(1,320円〜) |
| 位置情報(精度/リアルタイム性) | △ 低い | × 低い (周囲のiPhoneに依存/タイムラグあり) | ◎ 非常に高い | ◎ 非常に高い |
| 緊急時の対応 | △ 家族へ通知 | × なし | △ 家族へ通知 | ◎ 警備員が駆けつけ (都度費用) |
| 主な利用シーン | 外出時の防犯補助 | 忘れ物防止(モノを探す) | 外出時の居場所確認 | 外出時の緊急対応 |
🎯 最終選定ガイド
- 「低コストで、外出時の正確な居場所と行動範囲を把握したい」
- 最適な選択肢:一般向けGPS端末(みてねみまもりGPS、ミマモルメGPSなど)
- 「外出時の万が一に、プロの警備員に駆けつけてほしい。特に駆けつけコストを抑えたい」
- 最適な選択肢:まもるっく(ALSOK)
- 「費用をかけずに、お守り代わりにしたい」
- 最適な選択肢:デジポリス
この詳細な比較検討を元に、あなたの状況や予算、重視する「安心」の形に合わせて、最適なサービスを選択してください。
