現代社会において、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない相棒です。しかし、その便利な道具が、実は「犯罪への入り口」になっていることをご存じでしょうか?
私は普段エンジニアとして働いており、13歳の息子と15歳の娘を持つ父親でもあります。職業柄、セキュリティには人一倍敏感なつもりでしたが、最近の特殊詐欺や強盗の手口を知れば知るほど、「スマホの設定ひとつで人生が変わってしまう」という恐怖を感じるようになりました。
特に、ここ数年で急増しているのが「国際電話番号」を悪用した詐欺です。
「自分は大丈夫」「うちの親はしっかりしているから」――その油断が一番危険です。今回は、警視庁が提供する防犯アプリの決定版「デジポリス」に新しく搭載された「国際電話番号ブロックシステム」を中心に、エンジニアの視点から「本当に効果のある防犯対策」を徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたとあなたの家族のスマホは、鉄壁の守りへと進化しているはずです。
なぜ今「国際電話」が危険なのか?犯行の8割が国際番号という事実
まず、私たちが直面している現実を正しく知ることから始めましょう。
警察庁の最新の報告によると、特殊詐欺(オレオレ詐欺や還付金詐欺など)で犯人が使用する電話番号の約8割が「国際電話番号」であることが判明しています。
国際電話番号とは?
通常、日本の電話番号は「090」や「03」から始まります。しかし、国際電話は国ごとに決められた「国コード」から始まります。
- +1:アメリカ・カナダ
- +44:イギリス
- +91:インド
- など
「海外に知り合いなんていないのに、なぜかかかってくる」……その電話、ほぼ100%詐欺だと思って間違いありません。
なぜ詐欺師は国際電話を使うのか
理由はシンプルです。「警察の捜査から逃れやすいから」です。日本の警察が海外の通信事業者を調べるには非常に時間がかかり、その間に犯人は証拠を隠滅してしまいます。
また、最近では「電話に出るだけ」で被害に遭うケースも増えています。
- 国際ワン切り詐欺:着信を残し、折り返し電話をさせることで高額な通話料を請求する。
- フィッシング詐欺:電話口で言葉巧みに個人情報を聞き出し、ネットバンキングからお金を盗む。
これらすべての入り口を塞ぐのが、今回ご紹介する「国際電話番号ブロックシステム」です。
警視庁「デジポリス」最強活用術!国際電話ブロックの設定方法
2025年12月1日、警視庁の防犯アプリ「デジポリス」が待望のアップデートを行いました。それが「国際電話番号ブロックシステム」の提供開始です。
この機能は、多くの詐欺に使われている国際電話番号や、警察が把握している「犯行利用番号」からの着信を、スマホが自動で見分けて遮断してくれるという「神機能」です。
AndroidとiPhone、実は機能が全然違う!
ここがエンジニアとして皆さんに一番伝えたい注意点です。お使いのスマホのOS(AndroidかiPhoneか)によって、できることが異なります。
| 機能 | Android版 | iPhone版 |
| 着信ブロック | 国際電話・詐欺番号を自動で完全にブロック | 特殊詐欺番号のみ自動ブロック(※1) |
| 発信ブロック | 怪しい番号への発信を自動で止める | 機能なし |
| 履歴の削除 | ブロックした履歴を自動で消す | 履歴は残る(うっかり折り返しに注意!) |
| 連絡先除外 | 登録済みの番号はブロックしない設定が可能 | 機能なし |
※1 iPhoneの場合、iOS標準の「不明な発信者を消音」機能と組み合わせるのが最強です。
【図解】利用開始までの3ステップ
設定はとても簡単ですが、「アプリを入れただけ」では機能しません。 以下の手順で設定してください。
- アプリを最新にする:App StoreまたはGoogle Playで「デジポリス」を検索し、最新版に更新します。
- 機能をONにする:アプリ内のメニューから「国際電話番号ブロックシステム」を選び、スイッチを「ON」にします。
- 権限を許可する:スマホの画面に「電話の発信と管理を許可しますか?」といった確認が出るので、必ず「許可」を押してください。
エンジニアのアドバイス:
設定が終わったら、一度自分の発信履歴を確認して、見覚えのない「+」から始まる番号があれば削除しておきましょう。履歴に残っていると、後で間違えてタップしてしまう危険があるからです。
デジポリスの「隠れた名機能」を知っていますか?
デジポリスは電話ブロックだけではありません。私の家族も活用している、日常を守る機能を紹介します。
痴漢撃退・防犯ブザー
電車内で声が出せない時、画面に「痴漢です。助けてください」というメッセージを大きく表示したり、最大音量でブザーを鳴らしたりできます。私の娘(15歳)にも、通学のお守りとして持たせています。
ココ通知機能(見守り機能)
あらかじめ登録した家族に、今の場所をワンタップでメール送信できる機能です。
「塾が終わったよ」「今から帰るよ」という連絡が地図付きで届くので、親としては非常に安心です。
犯罪発生情報のプッシュ通知
自分の住んでいる地域で不審者情報や空き巣が発生した際、リアルタイムで通知が届きます。
「近所でこんな詐欺電話が流行っているらしい」という情報を家族で共有するきっかけになります。
スマホだけでは防げない?「物理的な防犯」の重要性
デジポリスの設定で「電話」という入り口は守れました。しかし、エンジニアの私が自宅の防犯を考えるとき、もう一つ無視できないのが「家そのものの守り」です。
最近のニュースを見ると、SNSで集められた「闇バイト」による強盗事件が多発しています。彼らは電話で情報を引き出すだけでなく、実際に家までやってきます。
そこで、私がエンジニア仲間の間でも話題になっている「スマートな防犯対策」を2つのパターンでご紹介します。
【パターンA】自分で守る!SwitchBotで最新のスマートホーム防犯
「警備会社を呼ぶほどではないけれど、自分の手でしっかり安否確認や防犯をしたい」という方におすすめなのが、SwitchBot(スイッチボット)を活用したDIY防犯です。
鍵を閉めたか不安……を解決する「スマートロック」
SEOデータを見ていると、「鍵を閉めたか不安になる」という検索が非常に多いです。私も仕事中に「あれ、玄関閉めたっけ?」とパニックになることがありました。
SwitchBotのスマートロックなら、外出先からスマホで施錠状態を確認でき、万が一開いていればその場で閉めることができます。
侵入者を逃さない!屋外カメラとセンサーの連携
SwitchBotの「屋外カメラ」と「開閉センサー」を組み合わせれば、窓やドアが開いた瞬間にスマホへ通知が飛び、同時に録画を開始します。
- 人感センサー:夜中に庭に誰かが入ったらライトを点灯させる。
- 見守りカメラ:離れて暮らす親の部屋に設置し、倒れていないか、元気に過ごしているかを確認(双方向通話も可能です)。
ここがおすすめ!
エンジニアとしては、複雑な配線なしにWi-Fiだけで設定できるのが嬉しいポイント。初期費用だけで月額料金がかからないのも、お財布に優しいですよね。
【パターンB】プロに任せる!SECOM(セコム)による究極の安心
一方で、「自分たちで通知を確認するだけでは不安」「もし何かあった時、誰かに駆けつけてほしい」と考えるなら、やはり業界最大手のSECOM(セコム)が最強の選択肢になります。
「鍵を預けるのが不安」という方へ
ネット上の検索キーワードで目立つのが、「セコム 鍵 預ける 不安」という悩みです。
大切な家の鍵を他人に預けるのは勇気がいりますよね。しかし、これには明確な理由があります。
- 緊急時のスピード:火災や不審者の侵入があった際、セコムの隊員が鍵を持っていれば、窓を割ることなく中に入って被害を最小限に抑えられます。
- 厳重な保管体制:預けた鍵は特殊な封印袋に入れられ、高度なセキュリティを備えた金庫で管理されます。誰がいつ持ち出したかもすべて記録されるため、不正は不可能です。
高齢者の「見守り」にも強い
遠くに住む親が心配……という方には、セコムの「見守りサービス」が選ばれています。
生活動線(トイレなど)にセンサーを設置し、一定時間動きがない場合にセコムが確認に走るシステムです。
- 安否確認センサー:プライバシーを守りつつ、異常を察知。
- 救急通報:ペンダント型のボタンを押すだけで、すぐにプロが駆けつける。
まずはセコムの公式サイトでどんなサービスがあるか見てみました。
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このページでプランや料金の目安も確認できますよ。
ここがおすすめ!
セコムの最大の強みは、全国約2,600か所の拠点から「実際に人が来る」という圧倒的な安心感です。スマホの通知に気づかない夜中でも、プロが24時間365日守ってくれます。
【比較表】あなたにぴったりの防犯対策はどっち?
デジポリスに加えて、どのような対策を組み合わせるべきかまとめました。
| 対策内容 | デジポリス(アプリ) | SwitchBot(DIY) | SECOM(プロ) |
| 主な役割 | 電話詐欺の遮断 | 侵入の検知・鍵管理 | 総合防犯・緊急駆けつけ |
| 初期費用 | 無料 | 数千円〜数万円 | 数万円〜 |
| 月額費用 | 無料 | 0円 | 数千円〜 |
| 緊急時の対応 | 自分で警察へ通報 | 自分で対応・通報 | プロが現場に直行 |
| 向いている人 | 全スマホユーザー | 機械好き・コスト重視 | 家族の安全を最優先したい人 |
特殊詐欺から家族を守る「鉄のルール」
どんなに優れたアプリや機械を入れても、最後の砦は「人間」です。私の家族で徹底している3つのルールをご紹介します。
- 知らない国際電話(+から始まる番号)には絶対に出ないもし身内に海外在住者がいる場合は、その番号を必ず「連絡先」に登録しておきましょう。それ以外の国際電話は100%無視です。
- 「お金」の話が出たら一度切って、家族に相談する「還付金がある」「キャッシュカードが不正利用された」「息子が事故を起こした」――これらはすべて詐欺の定型文です。慌てず、一旦電話を切る勇気を持ちましょう。
- 留守番電話機能を常に活用する本当に用事がある人は必ず伝言を残します。リアルタイムで応答しないことが、最高の防犯になります。
よくある質問(FAQ)
Q:デジポリスは東京以外でも使えますか?
A:はい、使えます!
警視庁が提供しているアプリですが、国際電話ブロック機能や防犯ブザー機能などは全国どこでも利用可能です。ただし、地域ごとの犯罪発生情報は東京都内のものがメインとなる場合がありますが、防犯ツールとしての価値は変わりません。
Q:デジポリスを入れると電池の減りが早くなりますか?
A:最新版では大幅に改善されています。
かつてのGPSを常に使うアプリと違い、国際電話ブロックはシステム的な動作のため、バッテリー消費は極めて軽微です。エンジニアの私の端末でも、気になるほどの変化はありませんでした。
Q:SwitchBotとSECOM、両方導入するのはアリ?
A:最強の組み合わせです。
例えば、普段の「鍵の閉め忘れ確認」や「子供の帰宅確認」はSwitchBotで行い、万が一の「泥棒の侵入」や「火災」にはSECOMに駆けつけてもらうという、ハイブリッドな運用をしている家庭も増えています。
結び:大切なのは「今すぐ」行動すること
特殊詐欺や強盗の犯人は、私たちが「あとで設定しよう」「うちは大丈夫だろう」と油断している隙を狙っています。
この記事を読み終えた今、まずはデジポリスのインストールと国際電話ブロックの設定を済ませてください。それだけで、家族が詐欺に遭う確率はグッと下がります。
そして、その一歩先の安心として、家そのものの防犯も見直してみてください。
「自分で工夫して守る楽しさ」があるSwitchBotか、「プロが守ってくれる絶対的な安心」のSECOMか。
どちらを選ぶにせよ、「あなたの家族を守れるのは、あなただけ」です。
13歳の息子と15歳の娘を持つ父親として、私も同じ思いです。今日の設定ひとつで、大切な家族の笑顔と財産を守り抜きましょう!


