買ったばかりなのに…ダイキンエアコンから水が飛ぶ!初期不良と修理体験記
今年の夏は本当に暑いですね。快適に過ごすために、思い切って最新のエアコンに買い替えた方も多いのではないでしょうか。我が家もご多分に漏れず、最新のダイキン製エアコンを購入しました。
「これで今年の夏は快適だ!」と喜んでいたのもつかの間、使い始めてすぐに奇妙な現象に悩まされることになりました。なんと、エアコンの吹き出し口から、時折「水が飛んでくる」のです。
買ったばかりのエアコンに何が?
最初に水が飛んできたときは、「気のせいかな?」と思いました。でも、何度も同じことが起こるので、これはおかしいと確信。風に乗って細かい水滴が顔や腕に当たる感覚は、決して心地よいものではありません。
特に冷房をガンガンにかけている時に頻繁に発生し、床や壁が濡れてしまうこともありました。まさか、買ったばかりの新品のエアコンでこんなことが起こるなんて…。
最初は、エアコンの設置方法に問題があったのかと疑いました。ドレンホースが詰まっているのか?傾きがおかしいのか?色々と調べてみましたが、素人には原因が特定できません。
「これは初期不良かもしれない」という思いが頭をよぎり、思い切ってメーカーに修理を依頼することにしました。
ダイキンカスタマーセンターへ連絡
ダイキンカスタマーセンターに電話をかけ、状況を詳しく説明しました。「買ったばかりのエアコンから水が飛んでくるんです」と伝えると、オペレーターの方は丁寧に話を聞いてくださり、すぐに修理手配をしてくださいました。
修理の担当者の方が来るまでの間、不安は募るばかり。新しいエアコンなのに、修理費用はかかるのかな?本当に直るのかな?
そして数日後、修理担当の方が我が家を訪れました。
診断結果はまさかの「初期不良・熱交換器の交換」
担当の方は、まずエアコンの運転状況を詳しく確認。そして、室内の熱交換器やファン、ドレンパンなどを慎重に点検しました。その結果、判明した原因は、「熱交換器の初期不良」でした。
原因は、通常、熱交換器から流れ落ちた水分を溜める「ドレンパン」に水が落ちていくはずが、熱交換器の不具合のため、ドレンパンまで落ちず特定の条件で途中で水がファンに巻き上げられて吹き出し口から飛んでしまう状態になっていたのです。
修理担当者の方が持参した修理明細書を見ると、「初期不良・熱交換器の交換」と記載されていました。

エアコンの仕組みを学んだ修理の待ち時間
修理担当者の方が作業をしている間、待っているのは退屈かと思いきや、今回提供いただいた修理明細書に書かれた「エアコンの動作原理」の図が非常に興味深く、読み込んでしまいました。
- ヒートポンプの原理: 冷房は「熱を吸う」、暖房は「熱を放出する」という仕組み。
- 主要な部品: 圧縮機、熱交換器、膨張弁、ファンモーターなど、各部品がそれぞれの役割を果たしていることが図解されていました。
「冷房は熱を部屋の外に運んでいる」「暖房は外の熱を部屋の中に運んでいる」という基本原理が分かると、エアコンに対する理解が深まります。今回のトラブルも、この熱交換器と水を溜めるドレンパンが関係していたので、まさにこの図の知識が役立ちました。

迅速かつ丁寧な対応に感謝
修理作業は2時間ほどで完了。担当者の方が、今後の使い方や、簡単なメンテナンス方法まで丁寧に教えてくださいました。
修理後は、嘘のように水が飛んでくる現象はピタリと止まり、快適な風が部屋を冷やしてくれるようになりました。買ったばかりの製品が初期不良だったのは残念でしたが、メーカーの迅速で丁寧な対応には本当に感謝しています。
もし、皆さんが「買ったばかりのエアコンがおかしい」「なぜか水が飛んでくる」といったトラブルに遭遇したら、迷わずメーカーに連絡することをおすすめします。もしかすると、今回のように初期不良である可能性もあります。
今回の経験を通して、家電製品の初期不良は誰にでも起こりうることだと痛感しました。同時に、メーカーのサポート体制の重要性も再認識しました。
これからエアコンの買い替えを検討されている方は、製品の性能だけでなく、アフターサポートがしっかりしているメーカーを選ぶことも大切かもしれませんね。
快適な夏を過ごすためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
