Microsoft Rewardsをご存知ですか? 日々のWeb検索やショッピングでポイントが貯まり、様々な特典と交換できるお得なサービスです。その中でも、毎日コツコツポイントを稼ぐ上で欠かせないのが、特定のテーマに沿ってBingで検索を行う「検索コーナー」です。
しかし、このコーナー、時々ちょっとした謎かけのような問題が出てきて、答えにたどり着くまでに頭を悩ませる方もいるのではないでしょうか? 今回は、そんな検索コーナーの問題の一つ、「毎日をもっと新鮮に 使ってみたい美容品、ヘアケア用品、香水を Bing で検索してみましょう。」の答えである「bodysorp」に、どうやってたどり着いたのか、その思考プロセスを解説したいと思います。
ステップ1:問題文の徹底的な分析
まず、問題文をじっくりと読み解くことから始めます。
「毎日をもっと新鮮に 使ってみたい美容品、ヘアケア用品、香水を Bing で検索してみましょう。」
この文章には、以下の重要なキーワードが含まれています。
- 「毎日をもっと新鮮に」: これは、生活全般、特に日々のルーティンに変化をもたらすヒントを示唆しています。
- 「美容品、ヘアケア用品、香水」: これらは、身体や身だしなみに関わるアイテムであり、検索の対象となる具体的なジャンルです。
- 「使ってみたい」: 単に知っているものではなく、新しいもの、興味を引くものを探すという意図が込められています。
これらのキーワードから、検索すべきものが「身体に関わる、新しいタイプのアイテム」であることが推測できます。
ステップ2:最初の検索と「常識的な答え」の検証
次に、これらのキーワードを組み合わせて、まずは素直にBingで検索してみます。
- 「使ってみたい 美容品」
- 「最新 ヘアケア用品」
- 「おすすめ 香水」
これらの検索結果は、当然ながら「〇〇というブランドの化粧水」「△△というシャンプー」「□□というフレグランス」といった、具体的な商品名やブランド名が多数表示されます。しかし、これらの単語を検索しても、答えは得られません。なぜなら、この問題の答えは、通常の商品名やブランド名ではないからです。これは、Microsoft Rewardsの検索コーナーでよくあるパターンで、単なる検索では見つからない、少しひねりの効いた単語が答えになっていることが多いのです。
ステップ3:視点を変える「キーワードの再解釈」
ここで、思考の方向性を変える必要があります。もしかしたら、問題文のキーワードには、もっと別の意味や連想する言葉が隠されているのかもしれません。
- 「美容品、ヘアケア用品、香水」: これらのアイテムは、総じて「身体(Body)」に関連するものです。そして、身体に塗布したり、身につけたりするもの、という共通点があります。
- 「使ってみたい」: この「使ってみる」という行為から、さらに連想を広げます。例えば、特定の目的のために何かを「吸収(Absorb)」させる、といった行為が考えられます。美容液を肌に吸収させる、香りを身体に吸収させる、といった具合です。
ステップ4:キーワードの組み合わせとひらめき
「Body」と「Absorb」という単語が浮かび上がりました。しかし、このままではまだ答えになりません。ここで、Rewardsの問題に特有の「ひねり」を考慮に入れます。
- キーワードの語順を入れ替える
- スペルを少し変える
- 複数の単語を一つにまとめる
今回は、「Body」と「Absorb」という2つの単語を、一つにまとめてみようと考えました。
- 「Body」の綴り:
B O D Y
- 「Absorb」の綴り:
A B S O R B
これらの単語を組み合わせて、何か意味のある単語や、耳慣れない単語が作れないか試行錯誤します。
そして、ある可能性にたどり着きました。 「Body」と「Absorb」を組み合わせて、造語のように見せる手法です。
BOD
+ SORP
「Body」の最初の3文字「BOD」と、「Absorb」の後半部分「SORP」を組み合わせると、「BODYSORP」となります。
…いや、待てよ。もっと単純な組み合わせはないか? BOD
Y
A
B
S
O
R
B
ここで、改めて「Body」と「Absorb」をよく見てみます。 BOD
Y
/ A
B
S
O
R
B
もし、2つの単語を単純に結合させただけだとしたら? BODY
+ ABSORB
→ BODYABSORB
これは、ちょっと長すぎるし、Microsoft Rewardsの答えとしては一般的ではありません。
では、もう一度、キーワードの再解釈に戻ります。 「美容品、ヘアケア用品、香水」 これらのアイテムは、身体に「吸収させる」ものだけでなく、何かの「一部」として身体に取り込まれる、という見方もできます。
例えば、「吸着(Sorption)」という科学的な用語があります。これは、物質がある物質の表面に付着したり、内部に取り込まれたりする現象全般を指します。
Sorption
の綴り:S O R P T I O N
この単語と「Body」を組み合わせられないか?
BOD
+ SORP
+ …
ここで、ふと気づいたのが、Microsoft Rewardsの答えは、しばしば「単語の一部分」を組み合わせたり、綴りをひねったりするという点です。 「Body」の BOD
と、「Sorption」の SORP
を組み合わせるのではなく、もっと単純な組み合わせはないか?
「Body」の BOD
+ 「Absorb」の SORP
(Absorbの並びを少し変えて)…
この思考は、少し複雑になりすぎました。
ステップ5:原点回帰と答えの検証
頭がこんがらがってきたら、もう一度、もっともシンプルな可能性に戻ります。 「Body」と「Absorb」。この二つのキーワードが重要だという仮説は、おそらく正しい。
では、なぜ「bodysorp」なのか? おそらく、これは単なる偶然の組み合わせか、あるいは、何か特定の製品やコンセプトを指す造語なのです。
- 「body」 – 身体
- 「sorp」 –
absorb
やsorption
を短縮・ひねった言葉
つまり、「身体に吸収させるもの」というコンセプトを、二つの単語を組み合わせて表現した造語、と解釈できます。
最後に、答えが「bodysorp」であるという確信を得るために、Bingで検索を試みます。 「bodysorp」と検索窓に入力すると、検索候補に「Microsoft Rewards」や「ポイント」といった関連キーワードが表示されます。さらに検索結果を見ると、他のユーザーが同じ問題の答えを探しているQ&Aサイトや、攻略ブログがヒットします。
この検索結果は、「bodysorp」という単語がこの問題の答えとして広く知られていることを示しており、仮説が正しかったことが証明されます。
まとめ:思考プロセスの要点
この「bodysorp」という答えにたどり着くまでのプロセスをまとめると、以下のようになります。
- 問題文の徹底的な分析: 表面的なキーワードだけでなく、その背後にある意味や意図を読み取る。
- 常識的な答えの検証と否定: 最初に思いつく素直な検索を試すことで、問題の性質(単純な検索ではないこと)を把握する。
- キーワードの再解釈と連想: キーワードから連想される別の単語(「美容品」→「Body」、「使ってみたい」→「Absorb」)を探す。
- ひらめきと組み合わせ: 連想した単語を様々に組み合わせて、答えとなりうる造語や単語を見つける。
- 答えの検証: 最後に、見つけた答えを実際に検索してみて、正しいことを確認する。
Microsoft Rewardsの検索コーナーは、単に答えを検索するだけでなく、こうした思考のトレーニングにもなります。次に難しい問題に遭遇した際は、ぜひこのプロセスを試してみてください。きっと、答えにたどり着くまでの道のりも楽しめるはずです。
