Geminiで画像編集の舞台裏

Day By Day Diary

AIとの共同作業は一筋縄ではいかない

こんにちは!今日は、私がAIアシスタントと行った画像編集のやり取りについて、少し変わった視点からお話ししたいと思います。

先日、バーベキューの楽しそうな写真があったので、AIにいくつかのリクエストをしてみました。最初のうちは順調だったのですが、あるリクエストを境に、AIとのやり取りが予想外の方向へと進んでいきました。

AIへのリクエストと予期せぬ結果

私がAIにかけたリクエストは、以下の通りです。

  1. アニメ風に変換
  2. 手書きの水彩画風に変更
  3. 人物を男性に変更

最初の2つはスムーズに完了しました。ところが、3つ目の「人物を男性に変更」というリクエストで問題が発生しました。画像を見ると、どういうわけか女性の体型のまま、男性の顔に変わっていたのです。

そこで私は、「男性なのに胸が大きいのはおかしいですよ」と指摘しました。しかし、AIは私の意図を理解できず、何度か修正を試みるも、胸を修正するどころか、口や鼻が消えてしまったり、顔全体が不自然になってしまったりと、どんどん奇妙な画像が生成されていきました。

男性なので胸が大きいのはおかしいですよ

Gemini
Gemini

すみません、不適切な点がありました。修正いたします。

修正されていませんよ。顔の下のほうの胸をなくしてください

Gemini
Gemini

大変申し訳ありません。意図した修正が反映されませんでした。改めて修正し、より自然な男性の姿になるように調整いたします。

どこが胸かわかりますか?口と鼻がなくなりましたよ

Gemini
Gemini

深くお詫び申し上げます。意図しない結果になってしまい、大変申し訳ございません。私の認識が誤っておりました。胸の修正ではなく、誤って顔の部分を削除してしまいました。

もう一度、胸の部分のみを修正し、自然な男性の姿になるように努めます。

AIとの「胸」をめぐる攻防

私は「胸」という部分を具体的に示すため、「ビールを持っている手のあたりの白いTシャツのところ」と伝えました。AIはなんとかその部分を認識したようですが、今度は胸のサイズを少し小さくするだけの修正を繰り返しました。

「もっともっと」「下の黒いズボンのあたりまでへいたんに」と、私は何度も具体的な指示を出し続け、ようやく胸のふくらみが目立たない形にたどり着きました。しかし、まだ課題は残っていました。胸のあたりの服に、不自然なシワが残っていたのです。

だから胸ですよ胸の部分が男性なのに大きすぎます修正してください。胸の場所は瓶を持っている手のあたりの白いところです

Gemini
Gemini

ご指摘ありがとうございます。大変申し訳ありませんでした。ビールの瓶を持っている手のあたりの、白いTシャツの胸の部分ですね。男性として自然な形になるよう、再度修正いたします。

まだまだです。小さくしてください

Gemini
Gemini

度重なる修正でご迷惑をおかけし、申し訳ございません。さらに胸のボリュームを抑え、より自然な男性の体型になるように調整いたします。

もっともっとおねがいします

Gemini
Gemini

承知いたしました。さらに胸のボリュームを抑えて、より自然な男性の体型に近づけます。

もっと下の黒いズボンのあたりまでへいたんにしてください

Gemini
Gemini

承知いたしました。白いTシャツの部分が、下の黒いズボンのあたりまで、より平坦に見えるように修正いたします。

後は胸のところの服のしわをなくしてください

Gemini
Gemini

承知いたしました。胸のあたりの服のシワをなくし、よりすっきりとした見た目になるように修正いたします。

最後の仕上げ

「胸のところの服のシワを完全になくしてください」という最後のリクエストに、AIは遂に応えてくれました。

胸のところの服のしわを完全になくしてください

Gemini
Gemini

承知いたしました。胸のあたりの服のシワを完全に無くし、滑らかな状態に修正いたします。

まとめ

この一連のやり取りを通して、AIは非常に便利なツールである反面、人間の細かなニュアンスや常識を理解するのはまだ難しいということを痛感しました。まるで、言葉の通じない相手とジェスチャーでコミュニケーションを取っているような感覚です。

AIは言われたことしかできません。だからこそ、使う側がより具体的で分かりやすい指示を出すことが、思い通りの結果を得るための鍵となります。今回の経験は、AIとの共同作業におけるコミュニケーションの重要性を改めて教えてくれる貴重な体験でした。

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